月別アーカイブ: 2013年10月

リニア説明会が行われました。

20131010_photo01昨夜、JR東海はリニア中央新幹線の環境影響評価準備書の公表に伴う説明会を大鹿村で開きました。住民を中心に163人が参加。
南アルプスを貫く長大トンネルのため、村内は大量の残土が排出される計画です。
約50分のJR東海からの説明の後、質疑では残土運搬や水資源についての影響を懸念する声が相次ぎました。
大河原地区にはトンネル掘削のため非常口となる作業用トンネルが4カ所設けられるほか、変電施設が設けられる計画です。
トンネル掘削に伴い村内で出る残土は298万立方m。工事用車両の台数は1日最大1736台としました。土砂輸送は既存の国道や県道、村道を使うということなので、例えば朝7:00~5:00の工事としても、20秒に1台のペースで村内のメインストリート、R152を通過するという事になります。残土の受け入れ先は決まっておらず、現在、県や地元自治体と協議中ということですが、仮置き場が決まり次第、工事には着工したいという印象でした。
また、「水枯れ」については「地下水や水資源の予測結果は妥当」としました。山梨リニア実験線沿線では、枯れることがないとされた水源が枯渇したり、各地で水量の減少や枯渇が起きているにも関わらず、この言い分には唖然としました。
全体説明や質疑応答でも「影響を最小限にするよう努める」「低減する」「影響が少ないと予測する」「適切な方法に基づいて」など、工事する側に都合のいいような言い回しばかりで、住民としては全く納得がいきません。準備書の段階においても不確定なところが多すぎて話しになりません。
村内で議論をし、まとめて県やJR東海に働きかけていく必要がありそうです。

JR東海では、リニア新幹線計画準備書の意見を11月5日まで募集しています。より多くの方に御意見をお寄せいただきたく、よろしくお願します。(※詳細はこちら)
専門的な事柄が多く、膨大な量ですが、すべてに目を通す必要はありません。大鹿村や伊那谷を訪れた事のある方は、個人的な旅人としてのご意見、感想で十分ですのでお寄せいただければ幸いです。

~養老孟司さんのことば・朝日新聞2002年1月8日付から~
『(日本は)いまだに国土の7割が森林で、歴史上の大地震の5%、大噴火の20%が起きる国です。自然は思うようにならないと肌にしみている。だから、自然に手を入れて折り合いをつけてきた。里山的な生活です。こうした伝統的な生き方を取り戻さないといけない。自分はどんな生き方をしたいのか。脳で考えるのではなく、体で感じて謙虚に生きる方法を取り戻さないと、本当に手遅れになります。』

これからの社会にリニア中央新幹線は必要ですか?
自然を代償に「便利」や「速さ」を追求する必要はないほどに足りている世の中ではないでしょうか。

右馬允の「手打ちうどん屋」新作!松茸かけうどん

期間限定商品 松茸かけうどんが登場。
地元産の松茸をふんだんに使ったかけうどんです。
1人前2100円(税込)にてご提供中。

是非ご賞味ください。
期間限定 松茸かけうどんは、右馬允の「手打ちうどん屋」でお楽しみください。
【営業時間 11:00~14:00】
【定休日 火曜日】
※臨時休業もあります電話にてご確認下さい。(TEL:0265-39-2037)

キライにならないで。

右馬允の客室はじめ、日あたりの良い屋内でカメムシが越冬に向けて大移動をし始めました。
もうすぐ大きな冷え込みが来るのでしょう。

カメムシ類の越冬は成長段階は種によって決まっていて、卵で越冬する種もいれば、幼虫もしくは成虫でするものもいます。
右馬允の2階の客室で移動しているのは主にクサギカメムシと思われます。
たいてい数匹、ときに数百匹の集団をつくり身を寄せ合って春が来るのを待ちます。
自然の中に暮らす動物同士、寛容に接しましょう。

虫が苦手な方は驚き、駆除しようとしますが、どうぞそっとしておいてあげてください。
ティッシュペーパーなどでつまもうとすればかえって臭いをだします。
これから紅葉がよい時期を迎えます。目線を変えれば気にならなくなりますよ。
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以下、カメムシくんより
「オオシカ谷にもうすぐ大きな冷え込みがくるよ。
僕らは暖かい春が来るまで仲間たちと身を寄せ合う場所を探しているんだ。
なんにもしないから、ボクラをキライにならないで。」

紙谷さんちの脱穀

紙谷さんの田んぼで脱穀が始まりました。
刈田では、「稲の孫」といわれる新芽が切り株から出てきて青々しています。
稲刈り、脱穀シーズン中に1回は台風がきますが、今年は来ません。
毎日、田んぼに立ちます。