日別アーカイブ: 2014年4月29日

2014年度 植生調査スタート!

「大鹿の100年先を育む会」では、南信州植物調査会に所属し、2012年度から村内の植物を調べる活動を行っています。目的は、今後の環境変化を追うためです。
本日、2014年度の調査がスタートしました。

小雨降る中、村内外から10名が集まり決行。
Kの渓谷へ。

まだ春浅い渓谷で気になるのは、赤く色づく木。芽吹きの前に赤い花を咲かせているカツラでした。
やわらかい浅緑色のヤナギの花芽、芽吹き始めた木々の多種多様な淡い色彩、そしてミルキーな霧がさらに春のパステルな世界を彩るのでした。
雨のおかげで、より色合いも深く、匂いたっていました。
足元には、黄色のネコノメソウ、ピンク色のヒナスミレ、薄紫色のヤマエンゴサク、おなじみ春のかわいらしい顔ぶれ。
花盛りを迎えていたのはシナノコザクラでした。岸壁の下から上まで見事にピンク色です。

今回は、今年度初ということで、揺るやかなコース設定をしたにもかかわらず、その道のりはやはり過酷を極めるのでした。
崩落が拡張していて崩壊地を渡れず靴を脱いで渡渉したり、丸太を渡るという、オオシカ谷の洗礼を受けました。
春先に足裏感覚を目覚めさせ、体幹バランスチェックにはちょうどよい山行きだったのではないでしょうか。