月別アーカイブ: 2014年5月

ヒサゴスズメ

20140521_photo01スズメガを見かけ始めると「夏だな」と思う。
お田植えヘルプに向かう途中見かけたこのスズメガちゃんを自宅に帰って調べた。
たぶん「ヒサゴスズメ」。
やや赤っぽいこっくりとしたブラッドブラウンがリッチな感じ。
幼虫のころの食草はカバノキ科。
ハンノキやヤシャブシなど、カバノキ科だけに生息するらしい。
ヤシャブシは染色材料にも使うが、もしやこのブラッドブラウンはヤシャブシ色だろうかと想像してしまう。(知り合いの染色家に聞いてみる必要がある)
ヒサゴスズメのイモムシはまだお目にかかったことがないが、カバノキ科、注目して見てみたい。

5月の前菜

20140520_photo01右馬允のお料理は、季節感たっぷりに地元食材を生かしてご提供させていただいています。

庭の栗の木から「おとしぶみ」が落ち始めました。
そんな「おとしぶみ」のイメージで朴の葉寿司をおつくりしました。
あまごのお寿司に朴の葉が香ります。

5月の植生調査を実施しました。

大鹿の100年先を育む会」では、南信州植物調査会に所属し、2012年度から村内の植物を調べる活動を行っています。植生専門家のナビゲートのもと、地元住民が大鹿村の深山幽谷を踏破中。目的は今後の環境変化を追うためです。
今日は、塩川の右岸を歩きました。

かつて小渋線が整備されていない頃、大鹿村から街に出る主要な道は、伊那山地側の大西山を越えて豊丘にでるか、桶谷の北条坂(江戸時代ごろはメインルート)をいくか、もしくは大萱を越えて中川へ抜けるかだったといわれています。

今日は街へのルートのひとつだった鹿塩谷から大萱山に向けて歩きました。
昭和30年ごろまで片道2時間の道のりを行き来して中山沢や中沢あたりで炭焼きをしていたといいます。生活道路でした。

鹿塩のE泉院から登り始めます。
林床は鹿の影響大。
木々の展葉は充実していて、葉っぱの特徴から樹木の名前を記していきます。
サワシバ、ウリハダカエデ、ウリカエデ、カマツカ、ミズキ、クマノミズキ、クマシデ、ズミ、アカシデ、イヌシデ、ウラゲエンコウカエデ、ハウチワカエデ、アオハダ、アワブキ、ハクウンボク、ミヤマガマズミ、シナノキ、、、、

足元には、ワダソウ、ウメガサソウ、ササバギンラン、サワギク、ルイヨウボタン、ミヤマハコベ、レンプクソウ、ハイライトはニリンソウの花畑の中で見つけた村内初記録植物。鯨の尾ひれが三つ集合したように見えました。

今日は地質屋さんも参加してくれたので、伊那山地の岩石のキワードである「花崗岩」「マイロナイト」「カタクレーサイト」などの解説も要所で入り、充実した調査となりました。

御田植スタート

20140518_photo01紙谷正さん(養蚕農家@大鹿村)のお田植えが今日から始まった。

もうすぐ88歳になるという紙谷さんは、泥の中を実にしっかりとした腰で行ったり来たり。
しっかりとした「足」ではなく、やはり「腰」で前に進んでいくのだ。
紙谷さんの体の使い方は実に軸を意識していてるなと思う。

気温が上がった一日、吹く風は時折山の緑の風を清涼剤に届けてくれます。

「三番叟(※)だでそんなに早くやっちゃかなわん」と8枚中今日は3枚の田植えを終了。

※三番叟・・・大鹿村では歌舞伎の舞台などの前座におこなう演目。一番最初に舞われる演目、転じて「でだし」の意味。

ゴマケンモン

20140516_photo01夜、光にたむろする昆虫が増えてきて、いろいろ眼がいく。
調べてもまだまだわからないものが多い。これからが楽しみどころ。
日中、玄関先にいたのはゴマケンモン。
地衣類と擬態する羽根模様ではあるが、なぜか木にもとまらず、コンクリートの上。
チョコレートミントを思わせるスイーティーな色彩。
この際、チョコレートミントケンモンでもいいとおもふ。

御田植までもうちょっと・・・

20140515_photo01例年、紙谷正さん(養蚕農家@大鹿村)の田植えは15日だ。
今日は、身支度を整えご自宅にうかがったが、!ハウスには苗が残ったまま・・・
紙谷さんは水をあげていた。
聞くと、今年は気温が低いため田植え開始は18日からだという。
ここ数日天気のいい日が続き、朝、昼、晩と水が欠かせない。
昼の水やりをしながら「そうか、そうか、やっぱり水がほしかったんだ」と、紙谷さんは苗とおしゃべりをしていた。

本日、鮎掛け解禁!!

20140513_photo01男性スタッフが夢にまで見た鮎掛け!
本日、解禁です。
早朝、勇み足で矢作川に出かけていきました。
釣果により明日以降はもしかしたら、鮎料理がご提供できるかもです!?