大鹿村では、6月中旬あたりからサマープリンセスの収穫が始まっています。
農家さんではこれから11月ごろまで出荷が続きます。サマープリンセスというのは水耕栽培のイチゴです。
右馬允では、出荷できない規格外のイチゴをつかってデザートをおつくりしています。
まずは、アイスクリームからお楽しみいただいています。
月別アーカイブ: 2014年6月
鮎尽くしメニュー
御予約のみ鮎尽くしコース料理をご提供中。
鮎尽くしのご予約を承り中。
※御提供メニューは釣果によりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
■ 鮎尽くしランチコース 6,000円(税別)
■ 御宿泊鮎尽くし料理 18,000円(税別)
~ 本日のお品書 ~
イモムシから蛹へ
アサギマダラの卵を採取し観察を続けている。
夕方 黒、黄色、白のコントラストがだんだんと透明度を増し、アサギ色にさえみえるまでになった。
お尻の所を固定し、蛹化間近。
そして夜の営業を終え虫籠を覗いてみれば、きらきらツルリとした蛹に変態を遂げていた。
す、すごい、、、
あの形はどこへいってしまったのだろう。
「右馬允だより」新刊を掲載いたしました。
「右馬允だより」新刊の閲覧はこちらからどうそ。
6月の植生調査
「大鹿の100年先を育む会」では、今後の環境の変化を追うために、専門家ナビゲートのもと村内の植生調査を行っています。
今日は、T山の調査に入りました。
林道がかなり上まで作ってあるので楽ちん登山。かつてはアツモリソウの群落地であったとはきいていますが、今はその影なし。
植樹されたカラマツ林を上がっていくと、グネグネとした尾根が断続的につづき、船窪地形らしきものもあります。山の来歴が気になる雰囲気です。
林床は鹿の食害は否めませんが、食害から免れているクリンソウが華やかでした。エゾノヨツバムグラやキクムグラの小さな白い花が緑の林の中で目を引きました。
イモムシも3種確認。ハルニレ食のエゾモクメキリガ、緑色に黄色のラインがスポーティー。
サルオガセを食べていたコとシラネワラビの中の苔の上にいたコはまだ名前がわからない。
右馬允の「手打ちうどん屋」のおススメ季節の一品料理
右馬允の「手打ちうどん屋」では、地元の旬食材をお手軽にお楽しみいただいています。
この季節は鮎の塩焼きを中心にご提供中。遠山川、天竜川の鮎を取りそろえております。
お好みでクレソン酢でお召し上がりください。
御予約の必要な、
■ ランチ鮎尽くしコース 6,000円(税別)
■ お泊り鮎尽くしコース 18,000円(税別)
も好評御予約承り中!
★ 釣果状況など、お気軽に電話にてお問い合わせください。
アサギマダラの観察3
アサギマダラを卵から観察している。
終齢と思えるサイズ感まで成長した。
ここまでくると「僕はおいしくないよー」「毒を持っているからねー」という主張が容易に理解できる。
あのちっぽけな卵からこの色彩と形状が生まれ、これから変態(※1)をなす。
秋になれば遠く南、海を越える個体もいるというのだから感慨深い。
(※1)幼虫が成虫になる発育段階において、からだの形が著しく変化すること。
これは何億年もかけた進化の中で環境の変化に適応し、外敵から身をまもり、種を存続させるために到達した、究極の発育サイクルともいえる。
小渋線でひらひら~
飯田・松川方面から大鹿村へ続くダム沿いの道、通称小渋線でひらひら舞っているモンシロチョウの様な昆虫。
よく見ると飛び方がおかしい、車を降りて高架橋付近を見渡せば、ミズキが丸坊主。
「キアシドクガ」だ。昼行性で特に午前中は太陽の光に羽根をきらきらさせて美しい。
このキアシドクガの大量発生は数年ベースであるようだ。足元には蛹を見つけた。
今年は昨年に引き続きマイマイガの大量発生がニュースにも上がってきている。
農家や観光業の世界では悩ましい問題だ。
キアシドクガもそうだが、今年は全般にドクガ科の大量発生が目につく。
マイマイガに比べて、より少なく局所的に発生するオオヤママイマイ(※1)でさえ、多く目につく。
ドクガ科の大量発生の年はどんな年か。注視していきたい。
(※1)オオヤママイマイ:マイマイガによく似たドクガイモムシだが、頭部の斑紋、背面の瘤起の色彩から区別できる。