月別アーカイブ: 2014年8月

鳥倉の登山道の植生調査を行いました

大鹿の100年先を育む会」では、植生専門家ナビゲートのもと、定期的な植生調査を行っています。
今日は南アルプスへの入り口「鳥倉の登山道」を調査しました。
鳥倉林道の駐車場には登山客の車がいっぱい。
ちょうど登山バスの出発時刻とかさなったので参考までに利用してみる。駐車場から登山口まで徒歩30分の工程を短縮。

今日は登山道6合目付近にかけての調査。初秋に花を咲かせるラン科を中心に希少なシダの探索がめあて。

季節のキノコなども昼食ように収穫しつつ、ゆっくりと歩く。
山道はマルバダケブキ、コウシンヤマハッカ、サラシナショウマが花盛り。
タケシマランやトチバニンジン、ゴゼンタチバナ、ハリブキの赤い実が鮮やかだ。山道から外れた石灰岩地には、ギンロバイ、ミヤマウイキョウ、ヤマハハコ、ビランジ、シモツケ、コウシンヒゴタイなど。
石灰岩を好む植物たちも健在、イワウサギシダ、イナデンダ、トガクシデンダ、ヤツガタケシノブなどが見られる。

お日様の光は控え目で天気はいいとは言えないが、しっとりとしたガスに包まれた樹林帯は雰囲気があって好きだ。クモの巣や地衣類の造形に目が惹かれれる。晴れてれば見過ごしてしまう美しさが浮かび上がる。

今日のお昼は、山で採れたキノコと里で収穫してきた野菜をつかってサンドイッチスープパーティー。マスタケはベーコンと炒め、チーズ、きゅうり、アボガドとお好みで挟んでマスタケサンドの完成。マスタケノコリコリとした歯ごたえが楽しめる。
里の野菜と山道で収穫してきたハナイクチはトマトスープで煮込む。
豆類も入った具だくさんスープで身体を温めた。

結局、今回のおめあてのものは見つからず、今後の山行きのときの課題にしたい。

山の恵み

タマゴタケを収穫。フランス料理の世界では高級食材。
山の珍味だ。今日は天ぷらに。
山の恵みも充実してくる頃。

黄金色に染まりゆく

村内大河原地区の田んぼみると、日に日に黄金色に移ろいでゆく。
黄金色のにおいも、収穫時を伝えてくれるバロメーター。
土の匂いいっぱいの田んぼもの匂いから、どこか香ばしい匂いへと変わってゆく。来月の今ころは刈り入れも終わり、脱穀まつりの頃だ。

リニア工事計画に伴う村内、工事予定地を巡る

大鹿村リニア対策委員会(※1)は、リニア中央新幹(※2)建設に伴い村内で計画されている作業用トンネルや変電施設の建設予定地などを視察した。

この日視察したのは、大河原地区釜沢、上蔵、上青木の3地区に建設される予定の作業用トンネル周辺や、小渋川に架かる橋付近、上蔵の変電施設予定地。
“村の環境アセスメントマスター”こと、長尾勝副村長が地図を示しながら計画の概要を説明した。

JR東海は、26日、補正後の環境影響評価書と工事実施計画を国交相に提出し、事業の認可申請を行った。早ければ来月にも着工の認可が下りる見通し。これまで県や村が出した要望は、補正後の評価書にはほぼまったくと言っていいほど反映されていない。

委員からは「村を無視した内容」「村が要望したものにほとんど変更がない」「リニア工事は要望が受けいられない限り着工は許すべきではない」といった声があがり、「何も分からないまま事業認可がおりてしまう」と懸念する声が相次いだ。

「いまここ」にある唯一無二ものが失われようとしている。

※1: 大鹿村リニア対策委員会 
JR東海のリニア中央新幹線建設に伴う課題を検証する会

※2:リニア中央新幹線 
最高時速505キロの次世代高速鉄道。2027年に開業し、東京・品川―名古屋間を最速40分で結ぶ予定。年内の着工を目指している。長野県下伊那郡大鹿村では小渋川を一部あかりで通り、変電施設、4か所の非常口などが建設される見込み。生活環境の侵害、残土問題、人口流失、生物多様性への影響、工事期間中の粉じんなど、ありとあらゆる問題と住民の不安を抱えた国家事業。

地元産の初松茸入荷

20140826_photo01飯田市産の松茸が入荷しました。
ハシリの松茸です。
ほんの少し御宿泊のお客様には季節の味覚を楽しんでいただいています。
さて、今年の松茸シーズンはどうなりますでしょうか・・・

天然石アクセサリー「Bhakti」の秋の風

右馬允では、村内で創作活動を続ける、天然石アクセサリー「Bhakti」のアクセサリーの展示即売をしております。
本日、店頭を秋色に衣替えいたしました。
天然石アクセサリー「Bhakti」の「秋の新作」をお楽しみください。

イモムシにアカソがけふの氣分

手製のイモムシオブジェを適宜、楽しんでいます。
今日はおなじみ松の葉をつかったものから、アカソの実がかわいかったので挿しこんでみました。
季節ごと、目につくものをあしらっています。
「日めくりイモムシオブジェ」をお楽しみに。
右馬允のどこかに潜んでいます。

畑のフタバたち

村一軒の養蚕農家、紙谷正さんの畑では、秋収穫の野菜たちが一斉に芽吹いています。
大根、カラシナ、ホウレンソウなど。
オオシカ谷の来月の今頃は稲刈りで忙しい時期です。
ああ、待ってはくれない命たち。
そして今日も畑に立つのでした。