日別アーカイブ: 2014年8月27日

リニア工事計画に伴う村内、工事予定地を巡る

大鹿村リニア対策委員会(※1)は、リニア中央新幹(※2)建設に伴い村内で計画されている作業用トンネルや変電施設の建設予定地などを視察した。

この日視察したのは、大河原地区釜沢、上蔵、上青木の3地区に建設される予定の作業用トンネル周辺や、小渋川に架かる橋付近、上蔵の変電施設予定地。
“村の環境アセスメントマスター”こと、長尾勝副村長が地図を示しながら計画の概要を説明した。

JR東海は、26日、補正後の環境影響評価書と工事実施計画を国交相に提出し、事業の認可申請を行った。早ければ来月にも着工の認可が下りる見通し。これまで県や村が出した要望は、補正後の評価書にはほぼまったくと言っていいほど反映されていない。

委員からは「村を無視した内容」「村が要望したものにほとんど変更がない」「リニア工事は要望が受けいられない限り着工は許すべきではない」といった声があがり、「何も分からないまま事業認可がおりてしまう」と懸念する声が相次いだ。

「いまここ」にある唯一無二ものが失われようとしている。

※1: 大鹿村リニア対策委員会 
JR東海のリニア中央新幹線建設に伴う課題を検証する会

※2:リニア中央新幹線 
最高時速505キロの次世代高速鉄道。2027年に開業し、東京・品川―名古屋間を最速40分で結ぶ予定。年内の着工を目指している。長野県下伊那郡大鹿村では小渋川を一部あかりで通り、変電施設、4か所の非常口などが建設される見込み。生活環境の侵害、残土問題、人口流失、生物多様性への影響、工事期間中の粉じんなど、ありとあらゆる問題と住民の不安を抱えた国家事業。