月別アーカイブ: 2014年8月

地元探訪・『雨乞いの滝』詣で

大鹿の100年先を育む会」では、植生専門家ナビゲートのもと定期的な植生調査を行っています。
今日は小渋川の支流の小河内沢を遡り、雨乞いの滝を目指しました。

昨年もこの川の支流をよく行き来しましたが、小河内沢をつめるのははじめてです。
川沿いはクサギとフサフジウツギの甘い香りが漂っています。
大日影沢との出会いの所まではすたすたと歩き、そこから先の未踏の地は少し、眼を利かせながら植物たちを見ながら進みました。
花盛りはコウシンヤマハッカ、カワミドリ、ソバナ、アズマレイジンソウ、キタダケトラノウ、メタカラコウ、ウスユキソウ。

全体に紫色の花が目立った印象です。
川底や左右の岸壁は石灰岩が点在し、それを象徴するような感じでイワウサギシダがどこを向いても石灰岩の割れ目で自生していました。

歩くこと4時間30分あまり、小河内沢のどんずまり、雨乞いの滝に到着です。
女性的な滝という印象。対面するとロケーション的な効果もあるのか、やわらかい感じがします。
滝の名前からして、雨乞いの儀式が昔はとりおこなわれいたのでしょうか?

滝の壺から「うおー、うおー」という声が聞こえるので、「修験者がいますか?」と冗談のつもりで同行したメンバーに聞いたら、「そのもです」といって指をさしているので、視線をむけると、
ひとり、生まれたままの姿で滝と戯れていらっしゃいました。

滝を眺めながら、ゆっくりと昼食をとり、滝壷周りを調査してから帰路につきました。
帰りは、石灰岩のウオータースライダーを楽しみながらしばし、夏休み気分を満喫。
大人もはしゃぎます。里に変えればちゃんと大人に戻りますと誓いをたてて、、、
天気も予報に反して上上。
満喫しました。

夏はやっぱり「小河内沢でしょ!」と、すこし興奮気味に噛みしめる晩夏の夕暮れでした。

≪けふのイモムシ≫
ヤマハンノキにヒサゴスズメを見つける。
カバノキ科食のスズメガイモムシ。
ヒサゴとはヒョウタンのこと。
なんだか涼やかで響きが好き。


あげ豆腐

20140820_photo01右馬允が推薦する、飯田下伊那でいちばんおいしいお豆腐で、あげ豆腐をお楽しみいただいています。
からみ大根と一緒に。
ビールがすすみます

秋のクモは大胆

クモの動きが旺盛になってくると、いよいよ秋も本番だなとおもう。
軒下に張り巡らされた大きなクモの巣にハッとする。
あまりに立派なので一掃するのは気が引ける。
このクモの巣はしばらくこのままにしておこう。

コーヒーのおともに

20140818_photo01右馬允の充実の朝食後はコーヒーをお楽しみいただいています。
地元でローストされたコーヒーと共に、季節の自家製スイーツが人気です。
今日はアンズのガト―ショコラとヨモギのメレンゲ(こちらは定版)、アンズの酸味はカカオと相性抜群です。

コーヒーの苦手な方は、フレッシュハーブティーをどうぞ。
オリジナルブレンドにてご提供させていただきます。

近頃のお野菜たち

いつでも送っていいよ大作戦in大鹿」では、夏・秋野菜を絶賛!集荷中。20140817_photo01
大人気のトウモロコシは、今日で出荷終了です。
また来季をお楽しみに。

ナス、ししとう、トマトが特にとっても元気です。
雨が降ってくれたお陰でナスがやわらかくなりました。
お嫁さんには食べさせちゃいけない焼きナスといわれてきたようですが、どなた様もしっかり、たっぷり召しがっていただきたいです。

シカちゃんにやられました

20140816_photo01緑のゆび☆大作戦」では、大鹿村で栽培されてきた野菜を中心に育てています。
今年も大豆を育てていたのですが、花が咲く寸前のところでシカちゃんにやられました。
防護柵を設置するに手間がかけれなかったので、今季はうまく雑草とのコンビネーションでごまかせるかな・・・(という言訳)
と思いきや、やはりダメでした。
何か、考えなければです・・・

新作 サトイモのかわり揚げ

20140815_photo01南信州でもサトイモの収穫が始まったようです。
今日はサトイモとニンジンンの炊き合わせをベースに、「サトイモのかわり揚げ」が新登場。
サトイモをつぶして、ニンジンを包んで揚げ、ソバの実の餡をかけました。

揚げものの香ばしさとサトイモの触感、そしてニンジンの風味が同時に楽しめます。

アケビコノハに銀河系

20140814_photo01ツヅラフジを食べているアケビコノハ。
側面の眼状紋と静止姿勢が特徴的なイモムシ。
よくみると、茶色地に水色の斑点。
腹節側面に二つの眼状紋。
尾端にかけて断続的に配する黄色の網目状紋。

アケビコノハの銀河系を晩夏の草むらにみる。

スベリヒユは御馳走に

明日は盆入り。
隠れた御盆の食材「スベリヒユ」の御紹介。
畑では雑草と睨まれているスベリヒユですが、御盆のこの時期は別。
右馬允のある集落のあるお家では、昔から、お浸しにして御先祖様を迎えるための料理だったそうです。

試してみたらお味はさながら、ホウレンソウとモロヘイヤを足して2で割った感じのおいしい食材でした。
御盆期間中は右馬允の朝食でお楽しみただけます。