もう間もなく霜の便りが届きそうなオオシカ谷です。
日中日当たりのいい軒下では、大根や豆類が干されたり。
脱穀風景も見られます。
畑では白菜が充実してきました。
朝晩の冷え込みで甘さを蓄えるのです。
なべ料理がほっとする季節ですね。
月別アーカイブ: 2014年10月
安曇野に参上いたします
「大鹿の100年先を育む会」では、村の環境の変化を地域住民の手で把握しようと、植生専門家ナビゲートの下、植生調査を定期的に行っています。お陰さまで様々な方のご理解、支援によりこの事業も3年目を迎えました。
今年の秋はこの取り組みについて安曇野でお話をさせていただく御縁をいただきましたのでお知らせいたします。
午前中は楽しそうなフィールドワークもあるようです。
お近くの方は是非足をお運びください。
午後の活動発表にて育む会の取り組みについてお話させていただく他、
聞きどころは!
居ながらにしてオオシカ谷散策!
「大鹿村の風景」×「コトバ」スライドショー
音楽と共にお楽しみください。
10月25日(土) 環境保全に取り組む市民大集合 2014
場所 長野県鳥川渓谷緑地(安曇野市)
詳細はこちら(チラシ)
レジメはこちら→「これ!オオシカ谷を歩けば」
本日のデザート
秋のハチ仕事
今年もこの季節がやってきました。
ハチのつくだ煮の仕込みシーズン。
右馬允は一般的に地元では「ジバチ」といわれる種類を1年間分仕込みます。
地中の中に巣をつくるハチでいろいろ食べ比べてみましたがこれが一番おいしいのです。ジバチを見つけて収穫してきては95齢になる友子母に仕事を依頼します。
大鹿村の歴史と文化の源流 “赤石山地”
大鹿村大河原の集落の中心地から赤石山地の盟主 3000m級の赤石岳が望める。季節折々にその表情は神々しい。
ある秋晴れの日の夕暮、赤石岳の写真を撮りに出かけた。カメラを向けていると近所の友人がやってくる。しばらくすると、たまたま村を訪れていたという遠方の友人らが集まってきた。ツーリングのお兄さんもバイクを止めて、赤石岳を仰ぎ見る。
旅人も、畑から帰宅する農家の人も、学校帰りの子供たちも誰もが足をとめる風景がここにある。
本日、リニア着工認可のニュースが耳に届いた。
JR東海が計画するリニア中央新幹線は、赤石山地を貫き青木川の下流地下を通過。東京・品川―名古屋間を最速40分で結ぶ予定。2027年の開業を目指す。大鹿村内では変電施設1カ所、作業用トンネル坑口4カ所、小渋川上流に橋梁が建設される見込み。
これまで沿線の各地域が国に県に、そしてJR東海に訴えてきた懸念について十分な答えは返ってこないまま結局「着工認可」となった。
だれもが慕うこの村の景色は今後どうなっていくのだろう。
これから住民説明会などが開かれる予定だが、大鹿村では工事による生活環境悪化への懸念はますます高まっている状況だ。
環境影響評価の最終版の縦覧前に認可申請したあげく、
最終版には道路改良や代替ルートの検討なども示されず、村との環境保全に関する協定も盛り込まれていなかった。このような強引な計画の進め方では住民の合意が得られるはずもない。着工認可されたからといって工事を予定通りに進めることはまず難しいだろう。
いうべきことはしっかりと地元住民として述べていきたい。
~養老孟司さんのことば・朝日新聞2002年1月8日付から~
『(日本は)いまだに国土の7割が森林で、歴史上の大地震の5%、大噴火の20%が起きる国です。自然は思うようにならないと肌にしみている。だから、自然に手を入れて折り合いをつけてきた。里山的な生活です。こうした伝統的な生き方を取り戻さないといけない。自分はどんな生き方をしたいのか。脳で考えるのではなく、体で感じて謙虚に生きる方法を取り戻さないと、本当に手遅れになります。』
これからの社会にリニア中央新幹線は本当に必要ですか?
「自然」や「里山の心」を代償に「便利」や「速さ」を追求する必要はあるのでしょうか?
赤石山地の雪化粧
ワカサギメニューが登場
季刊 『日本で最も美しい村 2014 AUTUMN/Vol.09』 は大鹿村特集
季刊『日本で最も美しい村』最新号、2014 AUTUMN/Vol.09にて大鹿村の特集がくまれています。
英訳されていますので海外の方にもお楽しみいただけます。
お近くの取扱店または、季刊『日本で最も美しい村』オンラインショップからお求めください。
★特集号目次★
・大鹿歌舞伎
・延齢草 小林俊夫
・旅舎 右馬允 前島正介/久美
・赤石荘 多田聡
・山塩館 平瀬定雄
・柳下修/敏子
・KASUGAI 竹岡栄作
・大鹿村 柳島貞康村長のお話
・大鹿村を歩くなら
・村からのお知らせ