日別アーカイブ: 2014年11月27日

中央構造線博物館の楽しみ方

某山岳会OBの方に「山の筋肉は山でつけるのが一番」といわれ、時間があれば大西山を行き来している。
往復3時間ほどの適度なトレーニングコースだ。

すっかりを葉を落とした伊那山脈をがさがさいわせながら歩いた。
植生によってアロマも変わる。
コナラ、ミズナラ、ハリギリ、カラマツ 標高によって取り巻く植生は変わるのだが、踏みしめるたびにそれぞれにいいにおいが足元からあがる。

南向きのコナラの林にチラチラと飛んでいるのは、冬に羽化するフユエダシャクの一種。
(たぶんクロスジエダシャクあたりか)メスは翅が退化しているので地面をはっている。
と聞くが、未だお目にかかったことはない。
隈なく地面を探すのは大変なので雄に見つけてもらおうとじっと見つめているが、ペアは見つけることが出来なかった。またこの林はウロウロとしてしまうだろう。

山に行った時に石をひろってしまう癖はなかなか抜けない。

今日もお気に入りの一つを見つけ、下山してから中央構造線博物館へ。
名物学芸員の河本和郎(かわもと かずろう)さんに、「この石のエネルギーを教えてください!」といったら、ちょっと困った様に笑って模型の部屋に連れて行ってくれた。

今日のお気に入りの石は鑑定の結果
「領家帯の花崗岩と苦鉄質岩」
9,200万年(白亜期・・・恐竜がいた時代!)くらい前、中国大陸のヘリの地中で黒いマグマと白いマグマが合わさってできた石。

中国大陸のヘリが今では日本列島を形成して私の足の下にあるだ。
9,200万年前のくらくらしちゃうタイムスケールにわなわなしてしまった。
小一時間ほどレクチャーを受けた。

大鹿村でお気に入りの石をひろって博物館を訪ねると、そこから広がる世界は何千年、何万年前の世界にあなたを連れて行ってくれます。
こんな楽しみ方もおススメです。

中央構造線に特化した博物館は全国にここだけ!!
※詳細はこちら:「大鹿村中央構造線博物館

時間をたっぷりとってお出かけください。