月別アーカイブ: 2015年1月

2月の植物入門講座の日程

20150131_photo01全5回にわたって開催している「植物入門講座」。
2月の日程のお知らせです。

いよいよ最終回「バーチャル実践!草木の風におもいを馳せる」

2012年から行っているオオシカ谷の冒険をベースに草木たちの風を感じてみます。

【開催日】 2月8日(日)
【時間】午後2時~
【会場】中央構造線博物館 学習室にて
【講師】南信州植物調査会 蛭間啓さん(学術博士・学芸員)

「大鹿村」を、植物の世界からちょこっとディープに掘り下げます。
ワクワクしたい方、ときめいてしまった「あなた」のご参加をお待ちいたします!

※ひと講座完結型ですので、単発参加も大歓迎!

■植物入門講座 ※詳細はこちら

雪の日に

朝起きたら白銀の世界でした。
写真家の星野道夫さんのエッセイが思い出されます。

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厳しい冬の中にあるものは美しさをみる
暗さではなく、光をみようとする
同じものがすべての者に同じ喜び与えることはないのだ。
なぜなら、喜びの大きさとは、それぞれが過ごした冬にかかっているからだ。
冬をしっかりと越さない限り、
春をしっかり感じることはできないからだ。
それは幸福と不幸のあり方にどこか似ている。

『星野道夫 写真集CARIBOU 北極の旅人』より抜粋
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地豆で湯葉

大鹿村の地豆「中尾早生」で湯葉を作りました。
菜の葉のお浸しを包んで前菜の一品となりました。豆乳もこっくりおいしかったな。

東京近郊にお住まいの皆さまへ 「山カフェ@GINZA」へのお誘い

20150127銀座山のサイカフェ第3回チラシなにやら面白そうなイベントが東京銀座で開催されます。

大鹿の植物調査・講座」などを担当してくださっている蛭間啓さんが、東京銀座へ出張。
いつも大鹿村を想ってくださっている東京近郊にお住まいの皆さま!
奮ってご参加ください!大鹿、南アルプスの自然の風をお届けします。

◆第3回「山と自然のサイエンスカフェ@GINZA ~信州の山を彩る生き物たち~」

「植物からみた南アルプスの魅力」
環境保全研究所 自然環境部 蛭間啓さん

「県獣カモシカの暮らしとその保護管理」
環境保全研究所 自然環境部 岸本良輔さん

日程:2月6日(金)
時間:夜6:00~19:30
会場:銀座NAGANOイベントスペース

※ご予約が必要のようです。詳細はこちら

大鹿村リニア対策委員会が行われました

20150126_photo01大鹿の100年先を育む会」では、村のリニア対策委員会に参加しています。

今日は2回目の委員会。育む会では前回疑問に感じたことをあらかじめ質問状にて確認をとらせていただき、さらに不明な点を指摘させていただきました。

今回の委員会の大まかな流れはこちらのブログをご参照ください。

「第4回 植物入門講座」を開催いたしました

大鹿の100年先を育む会」では、身近な自然を更に深く学ぶ植物入門講座の第4回目を開催しました。

本日は村内外からおよそ24名余りの方が参加。

日頃、植生調査でナビゲートを務めてくださっている南信州植物調査会の蛭間啓さん(学術博士・学芸員)を講師に迎え、今回は「植物の社会」と題してナビゲートしていただきました。

今日は植物たちのコミュニティ(社会)のお話♪

例えばオオシカ谷のあるイヌブナの林を観察してみるとしましょう。

この林を構成する種を把握することでそこに暮らしているひとつひとつの植物の性質(生き方)、他の植物同士の関係性のあり方、そして環境との兼ね合いがみえてきます。その林(コミュニティ)の相関図がイメージできるのです。ある群目、群団にはニックネームみたいなのが付けられているので構成種がわかれば植物分類学的にも特徴づけられるものなのだと親しみがもてるかもしれません。さらに生物多様性のあり様をつかむことができるようになります。そこに地域の個性を発見できることもできるのです。

カタチあるものには名前があり、エネルギーがあり、そして知恵があります。そのすべてが絶妙に関係しあって全体が見えている。ミクロからマクロへ。マクロからミクロへ。植物の社会も。人間の社会も。小宇宙のなかに大宇宙を見るようでした。

■植物入門講座
次回いよいよ最終回 「バーチャル実践!草木の風におもいを馳せる」

2012年から行っているオオシカ谷の冒険をベースに草木たちの風を感じてみます。

日時:2月8日(日)午後2:00~
会場:中央構造線博物館

単発参加も大歓迎!!
※詳細はこちら

飯田市の喫茶店アートハウスで対談させていただきます

20150124_photo01飯田市上郷黒田にある喫茶店「アートハウス」で対談をさせていただきます。

第1回「山村がどう生きるか」

プランナー高橋寛治(※)×「大鹿の100年先を育む会」前島久美

◆日程 2月10日(火)
◆時間 夜7:00~
◆場所 飯田市上郷黒田 アートハウス
◆定員 15名
◆予約・問い合わせ 0265-24-5811(アートハウス)

主に対談で進むそうですが、ざっくばらんに参加者も話に加わって、みんなでどう生きるか考えよう!というのがこのサロンの趣旨です。
ご経験豊富な高橋さんのお話は、問題の根っこに気づかせ解決に向けての行動意欲をわかせてくれます。
ご興味のおありの方は是非ご参加ください。

(※)高橋寛治さんのよこ顔
高野山大学客員教授
埼玉大学教養学部
非常勤講師
元高野町副町長

長野県飯田市産業経済部長として飯田市の活性化推進に活躍した後、和歌山県高野町の副町長として高野町の活性化を推進。

冬の加工食品 その3

冬の寒さを利用して仕込むのは「凍み大根」
大鍋に薪を焚いて大根を茹でたら、藁のひもを通して軒下に吊るします。
今年もたっぷりコンテナ3つ。
ゆでている間には薪割りをしたり、そこから出てきたゴトウムシ(カミキリムシの幼虫)を焼いて食べたり楽しめます。

ここにあるエネルギーは惜しみなく使って楽しんで暮らす。

こうやって昔の人も暮らしてきたのでしょう。
凍み大根が完成するのは2月下旬ころでしょうか。

右馬允のお料理でお楽しみください。

旬食材

冬の寒い時期にいただくのは、沢ガニ。
近くの沢筋で
ふきのとうとセットで収穫させていただいています。