秋の冒険② ~凍った滝とハイマツに苦戦~

昨日は夜9時ごろ明るいお月さまにおこされて、思わず夜空と戯れたのですが、その後しっかり休むことができました。

気を取り直して小河内沢2ラウンド目。
まだ見ることのない上部へと身体を滑り込ませてゆく。

朝一番のタカマキでひヒヤリ・・・。
その後も大中小の滝をまいたり、よじ登ったり。
地質がもろいので足場に気を使う。
河原の地形は広くなったり狭くなったりを繰り返していて
呼吸をしているかのようだった。

上部に近付くと滝が凍っていて、
オンシーズンだったらなんてことのないところもすべってひやりとする。

最後の滝を横目に草付きをよじ登り、源流に降り立つ。

いよいよ伏流水になるかな、というところで水を汲み、稜線を目指す。

ハイマツの洗礼をうける。

風の影響を受けない場所のハイマツは身長の倍くらいになっていて
枝が縦横無尽に絡んでいる。一歩足を踏み出しては跳ね返され、ザックがひっかかる。
ハイマツに呼びとめられているようだった。

「ちょっとそこをお通し願えませんかね」
「稜線にたどりつきたいので、ご協力をお願いします!」

気がつくと彼らに話しかけていた。

話しかけてみると結構彼らは協力的だったように思う。
ほんの50メートルくらいを30分くらいかけて登っただろうか。
やっとのことで稜線へ、ひょっこり。

「あ、富士山」

「小屋だぁ」

もうここでテントを張りましょう!とかいいながら
へろへろしながらに20分かけて避難小屋までたどり着く。

人工物に落ち着くというパラドクス。

滝上部発 6:10
稜線 15:10
小河内岳避難小屋 15:40