2度目のリニア工事説明会 住民の『理解と同意』とは程遠い現場

大鹿村で2度目のリニア工事説明会が行われた。

会場前で住民の「リニア反対」アピールあり。
ビラまきあり。

そんな中で行われた説明会。

予想通り、前回9月7日に行われた説明会と同じ説明をされた。
その時に住民から出された質問・意見、要望に対して、
社内でどのような議論をされたのか、決定があったのか、報告はなかった。

「歩み寄りが感じられない!」

「この前の説明会は何だったのか?」

「今日の説明会の趣旨は何なのか!」

批判が飛ぶ。
JR東海が主催する説明会の位置づけが問われた。

今日も15名の住民から質問・意見が出されたが、
依然としてJR東海はまともに答えていない。

説明会と名づけられた「報告会」は、
もはや、JR東海のリニア工事着手のためのアリバイ作りの現場と化している。

『住民の「理解と同意」が求められない限り、工事着手はできない』

そもそもJR東海が言い出したことだ。

だから、住民はJR東海の開く説明会に足を運び
意見を言い続けてきた。
しかし、そこででた意見や要望は、
持ち帰られもしない、検討すらされない。
私たちが要望、提案していることはここに暮らすものとしての最低限度のことなのに。

「理解と同意」ができたかは、住民が判断することだ。
にもかかわらず、どんな説明会の後にも
JR東海は「理解は進んだ、深まった」といったコメントを報道陣に示す。

だから、住民が「反対」を表明しなくては、JR東海の思うがままだ。

ということで、今日は地元住民有志が説明会後、記者会見をした。

「今日の説明会の内容では、リニア計画に理解も同意も示せない」