ここ数日でぐっと冷え込みが増しています。
野山の葉っぱも何となく、色づいてきている雰囲気がします。庭の黄色のモミジも明るく色づいてきました。
大鹿村へお出かけの際は、レイヤー(着重ね)スタイルでお出かけ下さい。
薄手のダウンや膝掛けなどあると安心です。
カメムシからのお手紙が届きました。
気温の降下に伴いカメムシが大移動を始める頃です。
右馬允は築100年の日本家屋のため、虫達の越冬に好都合な隙間がいっぱいあります。
そこで彼らは越冬の為に家の中に入ってきます。
自然のサイクル上、一般的なイベントです。
申し訳ありませんが、カメムシたちとの相部屋は避けられない状態の季節の入りますので予めご了承ください。
(カメムシの大移動シーズンはおおむね10月から11月)
「虫が極端に苦手な方」はこの時期のご利用を避けていただくのが無難です。
右馬允は「大地は私たちに属しているわけではない、私たちが大地に属している」の理念に賛同しています。
~カメムシ君からの手紙~
こんにちは。ようこそ! 信州 右馬允へ。
あなたがこのお部屋で見かけるぼくたち、
カメムシたちの多くは「クサギカメムシ」という種類です。
現在、ぼくたちは冬を越すために、大移動の最中です。
右馬允のような古い日本家屋は隙間がいたるところにあるので、入りやすいのです。
あなたの滞在中、これでもかってくらい、
いろいろな所でぼくたちを見つけてしまうかもしれません。
けれど、こわがらないで。
ぼくらは、ただ移動しているだけなんだ。また春が来たら外にでていくよ。
だから、つかまえようとせず、そっとしておいてくれると嬉しいな。
もし、あなたが力づくでつかまえようとすると、
臭い液を体から出してお部屋が臭くなっちゃうかもしれないよ。
虫が苦手なひとはぼくたちを外につまみ出そうとするけれど、仲間はたくさんいるんだ。
この季節は、ぼくたちを空気と同じような存在として感じてもらえるとうれしいな。
ほら、空気はつかまえて外に出したりしないように、ただそこにあるだけなんだ。
このオオシカ谷にはたくさんのいろいろな生き物たちがいるよ。
みんなそれぞれが、ここで生きていく力を前の世代から受け継いでいるんだ。
そんなチカラを感じていってほしいな。