月別アーカイブ: 2018年10月

【食材れぽ】きのこ総括2018年

きのこシーズンが終わりました。
有り難いことに南信州では松茸に限らず山のきのこ全般的に豊作で、
よく山で遊ばせていただいた楽しいシーズンでした。
地元のキノコハンターの話によると今年は「6年に1度の豊作」だったとのことです。

10月後半にかけて右馬允のキノコ料理のお問い合わせも多くいただきました。
傾向としてお客様のお住まいの地域の気温が下がって来た頃にお問い合わせをいただく印象でした。
しかしその頃には山の中ではキノコシーズンは終盤です。

ここ数年の傾向を見ると9月中頃が一番賑やかな印象です。
9月と言えば街の中ではまだまだ夏の感じが強いかもしれませんが
右馬允のある大鹿村は秋まっただ中です。

山のキノコ情報について詳しくは、8月下旬頃お電話でお問い合わせください。

【山れぽ】地元探訪 福川(ふっかわ)をいく③

昨夜から雨が降り、朝も強めの雨足。
寝直しました。
無理をして樹林帯まで降りてきて正解でした。
朝6時起床。甘酒をいただいて7:30出発。
下山途中に先を行くパートナーをどこかで追い越し、
単独で広河原小屋到着9:30。
パートナーは私がいないので1時間ほど登り返したらしく、
11:00頃に小屋で合流。
今季の台風で倒木が多く、お互いに別々のトレースを辿ってしまってはぐれたようです。
外はまだ小雨が降っていたので小屋でお昼ご飯にカレーライスを作って、ゆっくり下山しました。
小渋川は、やや増水気味でしたが雨で紅葉が一層美しく目にしみました。

【山れぽ】地元探訪 福川(ふっかわ)をいく②

朝3時起床4:30分出発
ヘッドライト歩行でいよいよ福川をのぼって行きます。
日の出は6時。
1時間半程歩いた所からルートは右側の小滝をのぼっていきます。ここはぬめっていて唯一少しひやっとする場所でしたが、注意深く進みました。
しばらくすると右がルンゼになっている場所に到着。登山靴に履き替えてルートは左のがれ場にとります。
稜線に近づくほど、足下はざれていて、浮き石が多く藪漕ぎ感が強まってきます。
ルートは右にとることになっていますが、
藪漕ぎを嫌がったため左に進みすぎました。
結果、広河原から4時間で稜線に到着するのがコースタイムでしたが、
なんと、到着は13時・・・・。
藪漕ぎで体力消費し、稜線歩きへ。ばてばてのスローペースで進みます。
今夜から天気が荒れる予測なので、無理して樹林帯に降りる事にしました。
稜線は雪が着き始めていて持ってきた軽アイゼンが役に立ちました。山頂の風は強く、冷たく
厳しい冬の訪れを感じました。
赤石山頂 16:30
大聖寺平 18:00
野営ポイントに着いたのは19:30。
みっちり15時間歩きました。

【山れぽ】地元探訪 福川(ふっかわ)をいく①

小渋川の支流 福川を溯りにでかけました。福川は百軒洞から小渋川に注ぐ支流で広河原小屋の後ろを流れています。

いつもなら車で釜沢の集落から10分程で駐車場まで行けるところですが
10月の台風の影響で道が崩壊しており、通行止めの箇所から歩いて20分でいつもの歩き始めのところです。
崩壊した道の奥もかなり荒れていて、堤防を乗り越えて土砂が流入している箇所、大きな岩が落ちてる所もあり、
復旧までにかなり時間がかかりそうな印象です。

広河原小屋までのおなじみの渡渉コースは見事な錦の谷で
ゆっくりと楽しみながら歩きました。
いつものように約2時間で広河原小屋に到着。
たき火をしながら夕食作りです。

【農事れぽ】さつまいも収穫

昨年の冬、大分から送られてきたサツマイモの両端をとっておいて
春先に水につけ、新芽が出てくるのをオブジェとしてしばらく楽しみました。
6月いよいよ葉っぱがもりもりし始めたので畑に預けてみました。
夏、気温が上がったせいかとてもツルが伸び葉も良く茂りました。
半年ぶりのご対面。
2つのちっぽけな切れ端からこれだけサツマイモが産まれたのでした。
興奮します。

【農事れぽ】脱穀

集落の農業先輩に機械をお借りして田んぼの脱穀をしました。
2年目の今年は、なかなかの豊作。(といっても昨年比にすぎませんが)
うるち米は60キロ袋が8、
餅米は2、黒米は1袋と3分の1袋の収穫でした。
さて、お味はいかに。

赤石岳初冠雪

「千鶴さん 赤石岳に雪がつもっとるに!」
「あれ、しゃらべんこらしい」

朝、そんな会話を交しながら季節の移ろいを感じました。

南アルプス初冠雪です。

最低気温が10度を下回る日も出てきました。
御来村の際には暖かくしてお出かけください。

※「しゃらべんこらしい」とは、方言で「かっこをつけて」などと言う意味です。
赤石岳が擬人化されてより身近に感じられる、そんな雰囲気をもつ言葉の印象でした。

【紅葉情報】キノコの次は紅葉をお楽しみに

なごりのきのこ。はしりの紅葉。
庭の黄色のモミジがほんのり色づいてきました。
オオシカ谷から山を見上げると1,500m付近の紅葉が見頃を迎えつつあるようです。
右馬允から車で2~30分の夕立神パノラマ公園がおすすめ。
紅葉と南アルプスの山並みをお楽しみください。

大鹿発・ミニコミ誌「越路(こしじ)」の8号発刊のお知らせ

大鹿の十年先を変える会」の会報 越路(こしじ)8号が発刊されました。
右馬允にて購読することができる他、年間購読の受付けも可能です。

■今号のコンテンツ(今号の表紙画モデル・アケビコノハ)
・「登山者こそがリニア反対の主体としてふさわしい」 服部 隆(南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡共同代表、反原発ナウシカ山の会代表)
・「大平での囲炉裏端ヨガ体験記」 大蔵 隆(元大平宿住民)
・「大平宿は電磁波フリー?」 渡邊 幸之助
・「転がる石には苔生さず8」 難波 広
・「平和祭り」 大橋 奈穂子
・「新堀川に都市計画道路はいらない」 森 明香(高知大学教員)
・「元号ほんとにいりますか?」 井上 森(元号いらない署名運動)
・「伊那谷スケッチ ~自然と文化を巡るふるさと再発見~ 第38回」 前島 久美
・「たらたらと読み切り148 共同親権出でて忠孝滅ぶ(前)」 宗像 充
・「とおせんぼ」(リニア情報)壬生 眞由美/宗像 充

「大鹿の十年先を変える会」の理念は「自分たちのことは自分たちが決める/山と里、街と村、人と自然のいい関係/リニア新幹線失敗の早期実現」です。
「越路」は「大鹿の十年先を変える会」への完全カンパ・投げ銭方式で運営されます。
ご協力をお願い致します。

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編集・出版:大鹿の十年先を変える会
発行責任者:宗像充(長野県大鹿村大河原2208)
電話:0265-39-2067
mail:munakatami@gmail.com
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