月別アーカイブ: 2019年6月

【学習会報告】チベットからみたリニアと自治

作家の渡辺一枝さんを講師に「チベットから見たリニアと自治」というタイトルで学習会があった。

参加者12名。

山奥の会場設定にしては多くの方が足を運んでくださった。

大鹿在住の方を中心に近隣市町村から、東京からも足をお運びいただいた方もあり。

渡辺さんが語るチベットの現状は

とても切なく感じるものだった。日本の廃仏毀釈の歴史と重なるものも感じた。

今回の参加者の中には中国出身の方もいらして

終了後、個人的に感想も聞けた。

ひとから聞いて伝わり受取手が判断した情報と、実際に現地を訪れて観て、聞いて、感じた情報のありようについて考えさせられた。

【自然観察】憧れの生き方

「あの木にぶる下がっているのはなんですか?」

1000mを越える森の中を案内すると

必ずと言って聞かれる。

「ああ、あれは(個人的に)通称仙人といわれています。」とまず答える。

正式な名前はサルオガセという地衣類だ。

木に絡まっているのでてっきり寄生していると思われがちだけれど、木に寄生している訳ではない。

彼らは、風に飛ばされたりしながら、水と光だけで生活を送っている。

まさに「仙人」の名前にふさわしい。と個人的に思っているだけだけど。

憧れの生き方だ。

木に絡まっている彼らに会えたら是非その生き様を観察してほしい。

【自然観察】6月のシルエット

今年は梅雨に入ってしばらくしてから栗の花(つゆり)の臭いが漂い始めた。

いつもは栗の花が咲いて、梅雨入りも間近かな、と思うけれど今年は寒かったせいだろうか。

そして栗の木を見上げるとクスサンのシルエットが目に付く。

美しい蛍光グリーンをまとった毛虫だ。
気門が、青と水色のおしゃれなコントラストを見せるのもお気に入り。

いわゆる「毒」をもつ毛虫ではないと言われているが人によっては毛にかぶれることもあるようだ。気持ち次第といったところだろうか。

私はかまわず集めた彼らをぞわぞわと手に乗せる派だ。

このクスサンを村内では「しらがだゆう」という。
隣町のひとは「しらがたろう」という。

少し土地によって呼び方が違うようだ。

【募集】旅舎右馬允 築100年記念文化イベント シリーズ1 開催のお知らせ

旅舎右馬允 築100年記念文化イベント シリーズ1「ヨガ×手打うどんランチ」開催のお知らせです。

旅舎右馬允(うまのじょう)はお陰さまで創業から38年目を迎えました。
皆様にご利用いただいている建物は大正8年築の民家です。
今年で築100年目を迎えました。
これを機会に今年度は、建物の歴史やその背景を探りながら、より多くの方に右馬允に親しんでいただけたらとの思いで文化イベントを企画して参ります。

第1回目は「ヨガ×手打うどんランチ」です。
苔むした庭を愛でながらヨガをしてリフレッシュ。
その後、はつるつるもちもちの手打うどんで夏のひと時をお楽しみください。

◎ 開催日:2019年7月21日(日)

◎ 場所:旅舎(りょしゃ)右馬允(うまのじょう)
大鹿村大河原3080

◎ 料金:3500円 (ヨガ×手打うどんランチセット価格)
ヨガはオールレベル。はじめての方でも安心。ベーシックな呼吸法を中心にゆっくりとポーズをとっていきます。お昼は大鹿村の季節の食材を使った「天ぷらうどん」です。小鉢、お漬け物、デザート付き。
マットご持参の上、動きやすい服装でおいでいただくか、着替えをおもちください。レンタルマットもありますが限りあり。

◎ スケジュール:
◆開場 10:10〜
宿泊営業のチェックアウトの時間と関係するためご協力をお願い致します。
早めに村内にご到着の場合はお近くの道の駅などで時間調整をお願いいたします。
◆ヨガスタート 10:30〜
◆うどんランチ 12:30〜
※自由解散

◎ 駐車スペースについて
右馬允の駐車場に限りがあります。
事前に満車の見込みの場合、徒歩10分ほどの駐車スペースをご案内する場合もありますので予めご了承ください。

◎募集人数:最大10名(最低実行人数:3名)

◎ ご予約受付期間:7月17日まで
※定員になり次第受付終了。

◎ ご予約は右馬允まで
電話:0265-39-2037
メール:kumi.maejima@gmail.com  

<手打うどん>
前島 允(まこと)
ソムリエ、旅舎右馬允の食材調達、料理全般を担当。
手打うどんは東京竹やぶにて修行。

<ヨガ講師>
前島 久美
2016年からいもむしクラブ主催。伊那谷各地でヨガをご提供中。
2017年から東京代々木のスタジオにて継続的に冬期アシスタントに参加。