日別アーカイブ: 2019年12月22日

【ご報告】上蔵まちなみ×右馬允たてもの見学会を実施しました

天気が心配されましたが、表題の見学会を無事に終了いたしました。参加者13名 (午前中+3名)上蔵のまちなみ見学会には上蔵集落の住民の方にもご参加いただきました。ポイントごと生活者ならではの視点で解説を加えていただき情報の奥行きを感じることができました。ありがとうございました。

上蔵集落のシンボル福徳寺では、飯田歴史研究所の福村任生さんから

文献も引用して詳しく解説がありました。

福徳寺は「県内最古級」と言われ鎌倉時代に建てられたとの事ですが

ご本尊の台座に示される伝承によると現在の福徳寺は再建されたもので

それ以前から御堂はあったのではないかと推察されてるようです。時代としては南北朝より前の時代。

上蔵は中世にさかのぼることが確実な里山集落!と言う事がわかりました。

ランチは右馬允の手打10割そばをお楽しみいただきました。朝採れのワカサギ天ぷら付きです。

午後は右馬允の100年の建物の見学。

見学ポイント

1、現在の玄関は、側面だった → 構成としてめずらしい。

2、近代建築の歴史や時代ごとの趣向の変異を見る上で貴重な資料 

3、農園経営から貨幣社会の変異のなかでの住居のありよう 

4、大鹿村の屋根の仕様はなぜ「とんとんぶき」なのかの推察 くれきがあったからこその仕様 福村説

右馬允のたてものは旧家屋が家事で消失し、大正8年に36代目当主の隆俊様が再建したもので素人ながら設計を手がけています。

今回、建築士の方が2人参加していらしてメジャーをもちながら

「ここは長い」とか「ここの仕様はめずらしい」とか、ぶつぶつ言いながらながらご覧になっていたのが印象的でしたが、

プロの大工さんであればしないような仕様が随所に見られるといいます。

また、興味深かったのは建物から見る設計者の性格占い。

福村さんは建物から設計した隆俊像を「開明かつ合理的」と評価します。父正介いわく「正解」だそうです。

今日は,まちなみやたてものから生活風景が見えてくるようで興味深かい一日でした。

「あたりまえにそこにあるものをじっくりと見ていく事」で新しい発見や知らなかったことがどんどんでてくる不思議。

「あたりまえ」にはまだまだいろりろ勉強させてもらえそうです。