月別アーカイブ: 2020年1月

【旬の食材情報】季節の地の食材を使ったお料理は右馬允

お日様の光に恵まれる日中はあたたかい大鹿村です。

季節の地の食材を使った右馬允のお料理は、

土の下から春を掘り出してお届けしています。

今日は、フキノトウ、ハナウド、つくし。

信州の保存食、凍み大根を使った一品もこの時期ならではですね。

近年の温暖化の影響か、思いもしない食材が飛び込んでくる昨今です。

木の芽時はまだまだこれからですが季節の進み具合によって、くじ引きのように

「予期せぬ食材」に出会う事も楽しみどころです。

右馬允のお料理は宿泊のご予約をおとりになってお楽しみください。

ご予約はお電話のみでお受けしています。

電話 0265ー39ー2037

※電話受付を設けているわけではありません

※不在の場合は、申し訳ありませんが時間帯(もしくは日を改めて)などを変えてご連絡ください。

※朝7:00〜 9:00は比較的でやすい傾向です。

※2020年の会食のご予約は承っておりません。予めご了承ください。

但し2019年中にご予約を承った分はその限りではありません。

雪の朝

雪の朝はいつもに増して「静けさの深さ」が違う。

いつもより一段と静まり返って

朝目覚めた時に「あ、今朝は雪だ」と思う。

そんな日は、もう一度静けさのなかにまどろみをたゆたう。

一方で大鹿村の働きものたちは、朝も開けぬころから雪かきに余念がない。

この感性のギャップをどのように埋めるべきか、悩ましい…と、思いながら。

【要予約】2・3月の村内ヨガ情報

大鹿村の2月3月のレギュラークラスをお休みさせていただきます。
ただし、以下の日程で2月3月の大鹿クラス(各回70分)を設けました。
ご予定があえばご利用ください。

【要予約】実施日の週の木曜までにご予約ください。→ kumi.maejima@gmail.com
予約がない場合はキャンセルとさせていただきます。
場所は参加人数により決定します。社会教育活動として運営協力費 1回1000円。 

※ 男女問わずどなたでもご参加いただけます。旅行でたまたま大鹿村を訪れる方の参加も歓迎いたします。


★2月1日(土)午後2時〜
★2月15日(土)午前10:30〜
★2月29日(土)午前10:30〜
★3月14日(土)午前10:30〜

★4月9、23日(木)9:30〜 交流センター大広間 にて大鹿レギュラークラス再開します。(会場予約済み)

上郷では全4回の講座をおこなっています。そちらもよろしければご利用ください。初回2月2日です。
詳細はこちらhttp://umanojou.com/imomushiyoga/2020/01/10/

【お願い】リニア工事ノートを設けました

ご宿泊のお客様に御協力をお願い致します。

リニアの工事進捗に伴い、村の様子が変化して来ています。

多くの皆様のご意見をお寄せください。このノートにご記入くださった内容は「お客様の声」として

工事主体のJR東海への申し入れや村内の環境低減対策などに役立ちます。

以下、客室に設けた「リニア工事ノート」の呼びかけ文です。

信州・大鹿村へようこそ!

「世界級の山岳リゾート」を打ち出す長野県ではありますが、

一方で世界級の自然破壊が繰り広げられているのが、

ここ南アルプスの長野県側の玄関口、大鹿村です。

2016年からリニア中央新幹線の工事が始まりました。

大鹿村は長野県側の一大工事プラントです。

そのため、ダンプ等、工事関係車両がだんだんと増えていく予定です。

この【リニア工事ノート」は右馬允をご利用くださる方を対象に「工事の影響」を記録する為に設けました。

大鹿村はピーク時で最大1350台(月割平均)のダンプ車両が通る予定です。大鹿村への道中でお気づきの点がありましたらなんなりとお書きください。

より具体的にご記入いただくと有効な証言になります。

特に御常連の皆様には、お部屋(特に2階)の騒音などを記録していただければ、幸いです。

小渋川の対岸を2020年から残土運搬車量などが最大で1080台(月割り平均)が通行予定です。

このノートにご記入くださった内容は「お客様の声」として

工事主体のJR東海への申し入れや村内の環境低減対策などに役立ちます。(2019・10・01)

【伝統行事】どんど焼き

住まいのある上蔵地区のどんどやき。

1年の無病息災を念じる小正月行事です。

上蔵集落のどんどやきは、午前中にどんとを作り、午後2時頃点火します。

30分もするとおきができるのでそこでお餅を焼きます。

 お餅が焼けるまで集落の人たちとお話をするのはとても楽しい時間です。

この時間を「どんど焼き外交」と名付けてみました。

来春の作付け予定や間伐の必要がある集落の森林地帯について話し合い、予定を立てる機会になることもあります。集落の住人たちも年々、齢を重ねていくので今まで耕作していた土地を手放さざるを得ない、ということも通過点です。

集落の大先輩の話題を傍らで聞きながら、これからの集落のカタチをぼんやりと想ってみたりもします。

今年はお世話人だったのでイモ干しと手製の甘酒を振る舞いました。

変わり種は「干しタラ」を焼いて振る舞ってくださった方もいらっしゃり、「干しタラおもちサンド」を試しました。

【自然観察】山の様子

「オオシカ谷の住人」を探して小渋谷の深くまで出かけました。

空を眺めてゆっくりと歩きました。

南アルプスの雪は柔らかく、積雪も多めの印象。

日中は日差しがあれば里の温度も例年より高い印象です。

山のダンコウバイは、温暖化の影響かもう咲きそうではありませんか!

【伝統行事】福徳寺のおこもり

上蔵集落の福徳寺の御開張は毎年1月7日の夜です。

参拝に来られた人たちにお渡しする護符「おぼっこ」は集落のお世話人の班によって作られます。

米粉をねって蒸かし、のばして整形します。

各自持ち帰った護符は、翌朝焼いて醤油や砂糖醤油でいただき1年の無病息災を願います。

米粉でつくってあるのでとてもさっぱりとした味わいはお正月明けの身体にとてもやさしい印象です。

福徳寺のご本尊様は「ヒミズのお薬師様」として知られ、光に当たると災いが起こると言われています。

1月7日の御開張は年に一度の夜の伝統行事です。

上蔵地区は文献上「中世」にまで溯ることができる国内有数の「ムラ」です。

今の福徳寺は南北朝時代に大河原を拠点に活動していた

宗良親王が再建したと言われていますが、それ以前からお御堂的なものがあったのではと言われています。

古くから集落の祈り、あるいは儀式が行なわれていた場所です。そんなかつての集落のありように思いを馳せながら一晩過ごしました。

【ご挨拶】謹賀新年 2020

新年あけましておめでとうございます。

本年も大鹿村でお待ち申し上げます。季節の山の食材を使ったお料理は信州右馬允でお楽しみください。

今年の右馬允は、ご宿泊(1泊2食付き)のみの営業となります。

予めご了承ください。

尚、2019年中のご予約をお受けした会食のご予約はその限りではありません。

よろしくお願いいたします。伊那谷で会食スペースをお探しの方は高森町の隠れフレンチレストラン ス・ジュシールをおすすめいたします。

※写真は右馬允の家に伝わるお正月縁起物「宝来山」。

お米で山を仕立て、そこに炭を岩肌に見立てて設えます。

そこに松竹梅、干し柿を飾って風景を作ります。