月別アーカイブ: 2020年5月

【農事】苗の植え替え

西の方では梅雨入りをしたとか。

今日は一日くもり。

時々雨がぱらついたり、日が射したりする。

肌寒い一日でストーブを焚いた。

外では、苗の植え替え作業が進んでいる。

キャベツやナス、をばたばたと植える。 お盆辺りに収穫予定の作物です。

【農事】農薬以前のはなし

無農薬の自家製米の田んぼの圃場は今年も草や虫がわんさか。

毎日、とりあえず田んぼに入る事を日課にして、草や虫を撹乱している。

(同時にあたしも撹乱されているのだけれど・・・)

農薬以前の事が気になり、近所の80代のみなさんに聞いてまわった。

草 → 昔は「いちのくさ」から「さんのくさ」まであって、田車を引いて苗と苗の間ははって歩いて手でかいた。

一通りかいたら、肥と藁を混ぜていれた。

「さんのくさ」の除去作業のときなどは、顔に稲の葉があたって大変だった。

ドロオイ虫→クルミの葉で払う。

イネゾウムシ → 20年前くらいはあおらんかった。温暖化、あるいは運ばれて侵入して来たかは不明。

結果、昔はお米はそんなに収穫高が得られる農作物ではなかったようです。

人の手は、自然のちからの前では影響力はさほどないということを自覚し、集中力をもって田んぼを観察してみます。

【農事】豆まき

集落の指導役、Cさんちの前を通ると今日は豆をまくという。

じゃ人手が多い方がいいら、手伝う?

やっておくんな。

という流れで、朝8時頃から豆まきを3人でやりました。

先ずは畝引き。

斜面の畑をやるのは初めてなので先輩方の様子をみながら見よう見まね。

「蛇行しとるぞ!畝をみるんじゃなくて、そのあいさをみてひくんな!」

というご指摘を度々受けながら、3分の1ほどずずむと、感覚が慣れてくる。

「へーこはけっからかしといて!」

というのも今日であった言葉。

雑草の双葉くらい(ではじめ)のことを「はえこ」なまって「へーこ」と発音する。

ようは、雑草の出始めは鍬でひっかいて散らしておいて、ということ。

お茶の時間を挟みその後小一時間、豆蒔いて終了。お昼前には終わりました。 お昼は、Cさん手製のカレーライスやワラビとアサリの炊いたもの、お漬け物を等を頂きながら昔話に花がさきました。

【季節の風景】突き抜けて

コンクリートを突き抜けてにょきにょき。

植物たちのエネルギーに圧倒されています。

今年も、はちくの時期がやってきました。

朝食のみそ汁の具に最適。

旬のかほりです。

【自然観察】ウスタビガ

キュウとなくいもむし

でおなじみウスタビガ。

今日見つけたのは2齢くらいでしょうか。

黒と黄緑のまだらちゃんです。

いもむし最終形は背面が黄緑色、腹部はそれより濃いめの黄緑と

やや単色にみえますが

気門、あるいはその周辺や後胸背部に1対のとんがりあたり等に

蛍光ブルーグリーンのアクセントが所々にみえるようになります。

木々の葉が落ちる初冬に、木立に青柳色をした蛹が目につくようになります。

山を歩けばその美しさに目がいく人も少なくないかもしれませんが

それらが、彼らのなせる技です。

【農事】田植え完了

本日、手作業にてお田植え完了。

植えている最中も既に草の芽の脅威を感じました。

明日から田車で草の芽除去の兆し。

さらに、今年は既に昆虫の脅威。

初日に植えた稲が既にイネゾウムシに食され白くなっているではありませんか!

被害にあった株は植え替えをしましたが・・・

どうなるミゾゴイマイ2020!?

【郷土食】チマキ

正介(まさすけ)さんがシンプルなチマキを作成。

ふかした米粉をカヤの葉に包んで再度蒸す。

甘さもなし、もちろんあんこも入らないのが当地のオリジナルだそうだ。

昔(約3、40年前)は、この時期とも言えばお蚕様の飼育や田んぼで忙しさが増すので

チマキを保存食として野良仕事に常備することもあったという。

蒸し上がったチマキはカヤの良い香りがする。

それを再度焼いて、

好みで味噌やきな粉をまぶしていただく。

近所のNさん(80代)のチマキにまつわる思いでは、一緒に暮らしていたおばあさんのエピソード。

朝起きると頭痛があっても桑畑で仕事があるとき

かちかちのチマキを噛みながら畑に向かうと

頭痛が和らいだ。

あごを動かすので頭痛も和らいだのではないかと話す。

ご当地チマキ療法。

けふは田植え作業の間にチマキをなにも付けずにいただいた。 草むらアロマで、確かに腹持ちはよい。