月別アーカイブ: 2024年10月

【季節のゆくえ】10月のリフレクション

朝晩の冷え込みは増してはきたものの例年のそれとは遠く及ばず、日中の蒸し暑さにはびっくりしています。

2023年のこの頃は赤石岳には2回目の雪がつもっていました。

2024年の紅葉は10日から2週間ぐらい遅れている印象です。

さて、今年の松茸シーズンの総括として、「3年分くらいの松茸が出た」とか「しばらくこんな年はこないね」とか言われています。

標高の高いところでは9月もほどほどに松茸もでてくれて、10月は低地の松茸も加わり、9月分、はたまた昨年分を取り戻すかのようにでてくれた印象です。

一方で松茸の有無だけで一喜一憂もできない気候の変化も実感しています。

今年は、きのこの出方としては非常にムラがありました。

ここへきてホンシメジ、シモフリシメジがでてきてくれて、やっとキノコシーズンの終盤を感じます。

【お知らせ】お含み置きいただいた上でお出かけください。

朝晩は暖房を使う頃となりました。
日中は驚くほど気温があがりますが、朝晩は10度を下回ることが多くなって来ました。ご来訪の折には、軽めのダウンなどをご用意いただきますと安心です。

※お部屋やお食事処には暖房を完備しておりますが、寒冷地の寒さに慣れない方で初めてご利用の方には特にややつらい寒さとなるようです。ご不安な方は充実した防寒着をご持参ください。

気温の降下に伴いカメムシが移動しています。
右馬允は築100年の日本家屋のため虫達の越冬に好都合な隙間がいっぱいあります。
そこで彼らは越冬の為に家の中に入ってきます。自然のサイクル上、一般的なイベントです。
大変申し訳ありませんが、カメムシたちとの相部屋は避けられない状態の季節に入りますので予めご了承ください。

毎年、カメムシの大移動シーズンはおおむね秋は10月から11月、春は4月、5月です。年間を通して「虫が極端に苦手な方」のご利用には向きませんが、上記の期間に置きましてはカメムシを部屋で見かける頻度が高まります。予めお含み置きください。

右馬允は「大地は私たちに属しているわけではない、私たちが大地に属している」の理念に賛同しています。

右馬允では駆除用のガムテープの貸し出しはおこなっておりません。

ガムテープのご持参について制限するものではありません。

カメムシ君からの手紙が届いています。

~カメムシ君からの手紙~

こんにちは。ようこそ! 信州 右馬允へ。
あなたがこのお部屋で見かけるぼくたち、
カメムシたちの多くは「クサギカメムシ」という種類です。
現在、ぼくたちは冬を越すために、大移動の最中です。
右馬允のような古い日本家屋は隙間がいたるところにあるので、入りやすいのです。
あなたの滞在中、これでもかってくらい、いろいろな所でぼくたちを見つけてしまうかもしれません。
けれど、こわがらないで。
ぼくらは、ただ移動しているだけなんだ。また春が来たら外にでていくよ。
だから、つかまえようとせず、そっとしておいてくれると嬉しいな。
もし、あなたが力づくでつかまえようとすると、
臭い液を体から出してお部屋が臭くなっちゃうかもしれないよ。
虫が苦手なひとはぼくたちを外につまみ出そうとするけれど、仲間はたくさんいるんだ。
この季節は、ぼくたちを空気と同じような存在として感じてもらえるとうれしいな。
ほら、空気はつかまえて外に出したりしないように、ただそこにあるだけなんだ。
このオオシカ谷にはたくさんのいろいろな生き物たちがいるよ。
みんなそれぞれが、ここで生きていく力を前の世代から受け継いでいるんだ。
そんなチカラを感じていってほしいな。

【自然観察】アオバハガタヨトウ

美しい緑色をした蛾の飛来。

栗の木の幹に静止すれば、忍者のように見分けがつかない。

検索をかけるとアオバハガタヨトウと思われる。

卵で越冬し4月から5月に幼虫期を過ごす。

5月に地中で蛹化、10月11月に羽化するとう。

しみじみと秋を知らせる蛾だ。

【自然観察】キンモクセイ開花

キンモクセイの甘い香りが漂い始めたのは9月30日の事でした。当地ではこのキンモクセイの開花が松茸の収穫期の指標となります。

一昨日から地元の松茸たよりもだんだんと届くようになり、秋の深まりを感じています。

めくるめく天然キノコとの出会いをお楽しみください。

〜10月現在のご予約状況〜

11月のご予約はご案内できる日がわずかとなりました。

現在、12月、年末年始のご予約を承り中です。

また11月10日に年末年始のご予約を締め切りとさせていただきます。

お問い合わせ、ご予約はお電話にて承ります。

よろしくお願いいたします。