所用で飯田市座光寺に出掛けた。
以前、宅地と農地が混在していた天竜川沿いの飯田市座光寺では家の土台を残し、草地が広がっていた。
リニア長野県駅建設に伴う立ち退き、リニア長野県駅周辺開発に伴う立ち退き、この両方で飯田市は一般住宅が約190戸、事業所が約100戸移転対象となっているがその立ち退き地域にあたるのが飯田市座光寺だ。
JR東海が2027年の開業を断念した今、早急に移転を迫る必要はあったのだろうか。
所用で飯田市座光寺に出掛けた。
以前、宅地と農地が混在していた天竜川沿いの飯田市座光寺では家の土台を残し、草地が広がっていた。
リニア長野県駅建設に伴う立ち退き、リニア長野県駅周辺開発に伴う立ち退き、この両方で飯田市は一般住宅が約190戸、事業所が約100戸移転対象となっているがその立ち退き地域にあたるのが飯田市座光寺だ。
JR東海が2027年の開業を断念した今、早急に移転を迫る必要はあったのだろうか。
2024年6月3,4日JR東海によるリニアの工期延長を表明する説明会が開かれた。
2016年当初大鹿村の工事は2026年度中には完了するとの計画だったが今回の発表では最大4年延長されるという。
工事の遅れは目に見えていたので驚く事はない。
しかしこの間、工事による住民生活への負担は大きかった。
「工事車両の台数削減」や「土曜日休工」などは着工以前から
機会を得る度に寄せられた意見ではあったが、その都度「工期優先」を理由に切り捨てられてきたのはいったいなんだったのかと思う。
果たして「ダンプ車両の増加に伴う事故の増加や旅行者減少」「買い物難民」「水位低下」など当時「少数派」と言われ疎まれていた意見は現実のものとなった。これはリスクを秤にかけることなく協議を疎かにした自治体側のつけでもあるだろう。
手つかずの自然に穴をあけたリスクは計り知れない。
2024年 春
オオシカ谷に戻ると、いままでなかった鉄塔が庭から見えるようになっていた。リニアの送電線の工事が冬の間に進んだのだ。生活者でなければ大した変化ではないだろうし、写真にしてしまうと一層薄っぺらくなることに愕然。今まで大きな開発がなかったところに人工的なものが出現するという事は、そこに住まう人にとっては大きな変容であることを実感している。
冬の乾いた空気に、資材を運ぶヘリの音がうるさく響く。オオシカ谷の静寂の冬がやってきてくれるのはいつになるのだろうか。11月に2基目のリニアの送電線鉄塔がたちどんどん風景が侵されていくことに憤りを感じる。今年の秋は鉄塔工事の影響か、大西山でのクマの遭遇率が非常に高かった。野生動物も生活のしづらさをかんじているのだろうと思う。
小渋川上流左岸の崩壊地 鳶が巣沢の環境対策事業について村から説明を受けました。目的は、リニアの残土の有効活用と崩壊地の景観保全です。
整備計画後、道路の使用許可を求められ先日説明をうけました。
盛り土計画においては主に10月7日付で以下の質問をしました。
また10月11日19:00から
行われる住民説明会にむけて地権者及び村民意見を事前に村へ送付しました。
〇 質問事項
(1)本件事業の計画の発案者はどなたでしょうか。
また、開催された会議の日付、名称はいただいた資料で確認できますが、各会議で、どのような資料に基づき、どのような議論がされたのか、議事録ないし出席者から出た発言をご開示ください。
(2)先日の協議では、「昭和29年から計画があった」ということですが、小渋川全体の治山・治水の計画があるか否か(有れば資料もご提供ください。)、全体的な計画があるのであれば、その中で、鳶が巣沢の計画は、どの程度の優先度に位置づけられていたのか、ご回答ください。
(3)地震によって崩落した場合でも土砂の堆積は13%ほどと予想されていますが、盛り土のみの崩落を前提としたシミュレーションに見えます。実際には鳶が巣沢の土砂の崩落も加わるはずですが、そのシミュレーションはされているでしょうか?
(4)小渋川左岸で鳶が巣の上流側で隣接している箇所が、ここ数年地滑りを起こしています。本件事業の施工及び施工後も影響を与えうるもので、地質調査や同時に対策を取らないといけない箇所の地滑りと考えていますが、調査はされたでしょうか。この箇所の影響についてはどのように予測されているでしょうか。また対策は取られるのでしょうか。
(5)JRとの契約では、リニア工事が終了後、原状回復の上、地権者らに対象土地が返還されることとなっておりますが、貴村の申出は、今後永続的に、対象土地上の舗装を維持し、舗装を撤去することは考えていないということでしょうか。
〇地権者意見はこちらからご覧ください。
大鹿村は長野県側のリニア工事現場の一大プラント。
ここ2、3年リニアに電力を送る為の鉄塔の建設がおこなわれている。
村内には、(隣村との隣接点も踏まえて)10基の鉄塔が建つ。
2022年春にはは大西山の稜線に1基たった。高台にある大河原の北の原の集落からは木々が伐採された箇所が見える。
ヘリで資材を運んでいるのか 日中 日によってはその音が耳障りに大きく響く。
リニア工事の現場からの報告会のお知らせです。
まだ反対しているの? × まだできると思っているの?
2027年の開業を目指し、「夢のリニア」として建設が進められてきたリニア中央新幹線計画。
大鹿村では水枯れ被害が発生、伊那谷各地に残土は運ばれ、松川町は「ああ ダンプ街道」に。
ところが、静岡県工区の工事が進まず、建設主体のJR東海は2027年開業断念を表明しました。
2019年の台風19号、2020年の豪雨災害により、長野県内でもアクセス道路が寸断し、残土置き場計画は各地で地元住民と摩擦を起こしています。
工事が先行してきた、大鹿村、山梨県早川町、沿線の現状はどうなっているのでしょう。
ほんとうにリニアはできるのでしょうか?
工事現場の大鹿村でリニア建設をウォッチし続け、2020年にリニア沿線全線を人力(自転車と徒歩)でトレースしたジャーナリストがレポートします。
2021年 7月3日(土)13:30~16:00(入場無料、予約不要)
★場所 松川町中央公民館えみりあ第1会議室
スライド上映&トーク 宗像 充(ライター、大鹿の十年先を変える会)
*スライド上映後に意見交換を行います。
共催 松川町リニアを考える会(仮称)・大鹿の十年先を変える会
TEL 090-8179-3299(米山)
表題の上映会のお知らせです。
チラシをご参照ください。
表題の日程で前島久美がお話します。
内容は、2020年度迂回ルート地権者としてJR東海へ働きかけた環境負荷低減対策の内容がメインとなります。自治体が環境低減策を具体的に示さなかったらどうなるのか、そのひとつの事例報告となります。
注:開催の有無は事前に主催団体にご確認ください。
夢のリニア建設現場の真相
まだ反対しているの?
×
まだできると思っているの?
2027年の開業を目指し、「夢のリニア」として建設が進められてきたリニア中央新幹線計画。ここにきて、静岡県工区の工事が進まず、建設主体のJR東海は2027年開業をあきらめました。
2019年の台風19号、そして2020年の豪雨災害により、長野県内でもアクセス道路が寸断し、残土置き場計画は各地で地元住民と摩擦を起こしています。
工事が先行してきた、大鹿村、山梨県早川町、そして沿線の現状はどうなっているのでしょう。
本当にリニア新幹線はできるのでしょうか。
私たちの暮らしに影響はあるのでしょうか。
そして何のために作るのでしょう。
工事現場の大鹿村でリニア建設をウォッチし続け、2020年にリニア沿線全線を人力(自転車と徒歩)でトレースしたジャーナリストがレポートします。
2021年1月23日(土)13:00~15:00(入場無料、予約不要)
場所珈琲十分(長野県下伊那郡松川町生田2939-2)
松川町部奈の前田諏訪神社横
スライド上映&トーク 宗像充(ライター、大鹿の十年先を変える会)
主催 大鹿の十年先を変える会TEL0265-39-2067(出前上映会を行います。問い合わせください)