月別アーカイブ: 2012年1月

雪の下の春

大寒を過ぎてまだまだ寒さの底にあるような大鹿村ですが、ふきのとうやクロッカスが春の足音を象徴するかのようです。

釜沢集落で伝統行事「おふだん」が行われました。

かつては村内の各集落ごとに行われていた仏教行事「おふだん」。1年の健康と五穀豊穣を祈る行事です。
モミジに切り花をして飾り立て、米粉でつくったお団子をお供えします。そしてクライマックスは数珠まわし。「南無阿弥陀仏」と唱えながら大願成就を願います。
来年もぜひ参加してみたいお祭りの一つになりました♪

寒中の保存食「凍み大根」を仕込みました。

寒中の保存食「凍み大根」作りを行いました。
室にしまってある大根をふかして朝の冷気にあてて作る寒冷地の食文化です。
家庭では、主に煮物などに使います。うまみをしっかりと吸ってくれて独特の歯ごたえが楽しめます。最近ではフレンチやイタリアンでも注目されている食材とか。右馬允では、朝食のメニューで2月以降にお出ししています。

15センチの積雪を記録した大鹿村の朝。

犬は喜び、猫は抜き足さし足、人間はせっせと雪かきをしました。

村内各集落で、「どんど焼き」が行われました。

今日は村内各集落でどんど焼きが行われました。
地域によっては、ほんやりさま、おんべ、さんくろうなどと呼ばれている「どんど焼き」。大鹿村では、毎年14日の夜に行われ、松や竹、杉の煙に包まれ赤々と燃える炎を囲みながら1年の健康を祈ります。
今年は大鹿村最遠の集落、釜沢(かまっさわ)のどんど焼きに参加させていただきました。
ここのどんど焼きは、作り方が全国的に見ても珍しく、組みたててから火元に人の手で運びます。よって集落の減少や増加に伴ってサイズもちょうどよくリサイズできるわけです。古くから受けつがれてきた合理的な美しい「どんど焼き」でした。