シリーズ「残土の正体」
【第1回】「君津市が残土条例を作ったわけ」現地レポート
講演:前島 久美さん他
日時:2018年5月14日(月) 19:15~
会場:大河原交流センター大広間
【第2回】「河川敷・谷埋め盛り土は安全か?」
講演:桂川 雅信さん(技術士・環境カウンセラー、中川村在住の「水と土」の専門家)
日時:2018年5月27日(日) 14:00~
会場:大河原交流センター大広間
■資料代:2回通しで500円
※予約の必要はありません。直接会場にお越しください。
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主催:南アルプスから学ぶ会
協賛:大鹿の十年先を変える会、伊那谷・残土問題連絡協議会
問い合わせ先:0265-39-2067(むなかた)
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====5月14日に行われる現地報告 発言者からのメッセージ=====
千葉県君津市へ「残土条例について」見識を広めるため視察に行ってきました。
今回は、千葉県の山砂の掘削と産廃の実態、条例改訂によって何が変わったかをお伝えします。
建設ラッシュの高度経済成長期(1945年頃から)から君津市の良質な山砂は骨材(コンクリートの原料)として重宝がられ、開発が進む都内を中心に全国へ運搬され始めました。今でも山砂はコンクリート材として建設現場へ運ばれ、東京の建設現場からでたズリは海路で効率的に運べる千葉県に多く持ち込まれています。ある時期、君津市内はダンプ街道となり、粉塵由来の健康被害や騒音、交通事故など住民に非常に深刻な被害がでました。それらの公害問題は地元住民の日常的な監視や研究者や行政との連携等によって改善されてきましたが、君津市の山砂と産廃を巡る業者と地元住民との日常定期な攻防は続いており、3.11以降新たな懸念事項として低放射能汚染(あるいは可能性のある)残土の持ち込みなどが加わりました。それらに規制をかける為に君津市がどのような条例改正をしたのでしょうか。
一見、大鹿村の問題とは異なる事例のように思えますが、法令の現状や業者の体質、行政の対応など参考になるかと思います。
前島 久美