梅雨もあったのか、なかったのかわからないまま真夏の日差しが続く毎日。けふは涼みがてらにT渓谷に向かった。
この渓谷守り神も入口に変わらずどっしりと構えてくれていて久々のご挨拶。ここ数年の台風や長雨でかなり流れは変わっていたけれど石灰岩の壁は川の流れをそのまま空に映すよう。
ここのところのお天気で川は渇水で歩きやすく、久々の足慣らしでした。
月別アーカイブ: 2022年6月
【蟲暦】オオミズアオ
雨宿りをしていたら、オオミズアオの羽化したてに遭遇。何色と表現することが正しいのだろうか。薄青緑色・・・いや、ミズアオ色だろうか。
人間でいう手の前腕と羽根のエッジの赤ワイン色がアクセント。じっくり羽根を乾かして元気なイモムシ(卵)を産んでください。
【地元探訪】国道152探索
小雨の降る中、久々にオリジナルの国道152号線の探索へ。
国道152号線はその道の険しさから酷道ともいわれ、メディアが取り上げたりと折々に話題となっている。そんな酷道ブームも助けて近年整備が入ったのだろうか、青色に白抜きの道標が林の中にも点在している。
舗装された道から3,400mほど下ると右手に川が流れる快適な森の小道が出現する。シオジとトチがメインの高木。チドリノキなどのムクロジ科(旧カエデ科)の種類も豊富。秋もきれいな谷となりそう。小雨の中を2時間ほど散策した。
【蟲暦】トビイロトラガ
ノブドウをむしゃむしゃするトビイロトラガの幼虫。黒とオレンジ、白の複雑な模様が美しい。
トラガ
寅蛾
タイガー
と、いうことで今年の干支系いもむしです。
ガオー
刺激をすると口から緑色の汁を出すよ。
【農事】小豆の種を蒔きました
アザミの株のある小豆の畑に大納言の種を千鶴さんと蒔きました。
今週は梅雨らしい雨の予報なので、その前に手を打ちました。
傾斜のある畑で作物を育てるのは大変なことだと思います。
培われた技術と知恵がいっぱい詰まっています。
【蟲暦】タケカレハ
ススキをじっと見る。そうすると彼はいる。
ススキ食のタケカレハ。
こっくりとした明るい茶色に、グレー、レモンイエロー、のストライプカラー。通称、紅茶スポーティーを配するドクガ。前年の枯れたススキの色合いに溶け込むので見逃しがち。毒針を持つ毒牙なので注意が必要。グレイッシュなトーンで決めているおしゃれいもむし。
【風景】カモのいる田んぼ
通りすがりにふと田んぼをみやったらあぜ道にカモが3羽、毛づくろいをしていた。コガモが産まれるといいな。
【農事】夏の畑
現役ご長寿農業人紙谷正さん(96)は毎日畑の草取を欠かさない。現在、畑ではエンドウ豆、夏大根が収穫できる。ササゲ、ハヤトウリ、ナス、そしてキャベツの苗はぎっしり畑の広面積に植えられている。
今年の夏もにぎやかな収穫最祭になりそうです。
紙谷さんの元気野菜は、「いつでも送っていいよ大作戦in大鹿」で個配中。
【蟲暦】モモイロツマキロコヤガの朝焼け
美しい羽根の模様にモモイロ吐息で1回で名前を覚えてしまった。ユリ科の植物を食べて成虫になる、と図鑑であるのだけれどあたしは、彼女をクズの葉っぱの上でしか見たことがない。ともあれ、山の朝焼けを思わせるような優美な羽根の文様に唸る。
【蟲暦】クジャクチヨウのうじゃうじゃ
今年も庭のカラハナソウにやってきてくれたクジャクチヨウ。ある程度大きくなるまでは集団生活なのでうじゃうじゃとした黒い塊で把握できる。今日見かけた子たちは集団生活を解散したところなのか、複数がそれぞれの場所を歩いていた。黒のように見えるけれどよく見るとメタリックブルーに個人的には感じる。スパイキーなタテハチョウの幼虫。