オオシカ谷の春は年々スピード感が増してゆく。5月2日にオオヤマカタバミというすこし珍しい野生植物の花の観察にでかけた。例年通り行けばGW明けぐらいに花を咲かせている自生地なのだけれど今年はすでに咲き誇った後で果実体が結実していた。その代わりフデリンドウという春のリンドウの一種が涼やかな青い花を咲かせてくれていた。
道中は早くもギンリョウソウという腐生植物の一種がむんぐりと頭をもちあげかけている箇所がかなりの頻度で見られ、早くも梅雨時前の風情を感じた。
ミヤマミミナグサやササバギンラン、ワダソウの白い小さな花がかわいらしい。お気に入りのクロモジの大木が一部枯れかけていたので心配だ。