「リニアを考える登山者の会」の現地視察会が行われました。
「大鹿の100年先を育む会」はガイドを務めさせていただきました。
午前中は、大河原の市場通りR152沿いをそぞろ歩きしながら、リニア工事で予想される懸念事項の他、大鹿歌舞伎や村民が大切にしている風景、風習などの御紹介をさせていただきました。また登山者の皆さんですので、日本のアルプスや大鹿村をウエ世界に紹介してくれたウエストンの碑やかつてウエストンが宿泊した民家(当時は旅館)のご案内も盛り込んでみました。
午前中は、他に青木地区に予定されている非常坑口、上蔵の変電施設予定地を見学していただき、残りのお昼までの1時間を中央構造線博物館でリニア工事現場(大鹿村)を俯瞰していただきました。
午後は上蔵、釜沢(長野県ではいち早く工事着手が望まれている場所)を見学していただきました。
雨でガスっていたのがすこし残念でしたが、現地を実際歩いてみることによって、大鹿村で今予定されている工事が、どれだけ住環境また自然環境に負荷をかけるものか感じていただけたかと思います。
日本で3000m級の山々にもっとも近い集落と言われている場所が工事現場になってしまうことを登山者の皆さんはどのように感じられたのでしょうか。
「リニアを考える登山者の会」はこの現地見学会にあたり、関係機関に要望書を提出しました。
詳細はこちらからご覧ください。
「大鹿の100年先を育む会」では、御要望があれば現地視察をコーディネートさせていただいています。
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